3月14日、土屋雄一郎さん(京都教育大准教授)と長谷川昇との対談 

 
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3月14日、湘南国際村センター研修室にて、講演と対談 

土屋雄一郎さん(京都教育大)との対談。土屋さんは、ゴミの処分場、公共施設などの建設などで地域住民との間で起こる様々な住民紛争を専門に研究している方。今回の芦名の震災瓦礫・漁網搬入についても、評論を出している研究者です。

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 土屋さんと3時間ぐらい話しましたが、これがまた良かった。これまでこんがらがっていたものがほどけていくようでとてもいい時間でした。
 基本的に「意向調査」とその背景について、論議をした。全国各地の紛争がそのまま、地域を荒らしてしまうことが多いのに、芦名と大楠がなぜそうならなかったのか、分析しました。
 大きな権力が地域に圧力をかけると、権力者に擦り寄る傾向がありますが、今回の大楠連長のメンバー自体が、結びつきが強かったこと。地域の役員会もまた、真剣な討議が成立する場であったこと。意向調査については、事前に要項を作り配布し、連合町内会が、こういうことをしたいが、「できること、できないことを」正直に、住民の皆さんに対して提示したことが良かった。という評価をいただいた。

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 さらに、住民の中に、日常的な祭りや町内会の様々な活動を通じて醸成されている、(今ではほとんど多くの地域で失われてしまっている)「共同体」としてのつながりがある地域だったことだ。これは、地域のお年寄りから受け継がれたものを、新しく転居されてきた方ともつながり、上手にそれが引き継がれている事なのだろう。そのことが、「意向調査」の高い投票率(有効投票総数のほぼ8割)にも現れた。町内会の方達の集配機能と、手際良い集約作業で、ミスやトラブルがなく、集約できたことも大きかった。そのことが、結果がどちらであれ、「意向調査」自体が持つ信憑性を裏打ちし、現在行われている住民投票に近い(投票率などからすればそれ以上の)効果をもたらした。
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 土屋さんは言う。「教科書に出てくる民主的な住民投票からすれば、規格外だが、町内会で、自主的にやるという限定の中で、出来うる最善を模索し、やりきったことの意味は大きい。」
 自治会・町内会の中では、「ジャッジメントとして取り組む」ことを確認し、「一票でも多い方を支持する」として、その結果がどちらになるにせよ。「意向調査」の結果に従う、としたことがあった。

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 また、被災地とも「つながる」こと、「関わること」を目指し、視察や連携を続けたことも、重要なことだった。
書ききれないぐらいの評価をいただき、自分たちのこれからの自治的な活動の様々な指針をいただいた。 また、機会を見てお話をいただければと思います。

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