「1970年代の市立池上中学校の写真展」が東京で3月3日から3月29日まで、開催されます。

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横須賀市立池上中学校、 生徒たちも先生も、「池中」と呼びます。私はこの池中に、13年間在籍した。
 
池上中学校の文化活動を中心にした学校づくりがピークの頃の写真集。池上中学校の図書室に何冊も置いてあったことを思い出した。池上中学校は、その後、衣笠中学校・大矢部中学校と別れて、現在は各学年4クラス、全校生徒も500人程度の学校になっている。この時代は、超マンモス校一学年五百人を超える大きな学校だったようですね。ちょうどこの写真の子ども達が、私と同じ学年、高校の同級生たちが随分写っている。そんな意味でも懐かしい写真展です。


英 伸三 作品展

「1,700人の交響詩 一九七〇年代のマンモス校
―横須賀市立池上中学の教育記録」 
2015年3月3日(火)~3月29日(日)
10:00~17:00


JCIIフォトサロン

102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル1階

JCIIフォトサロンでは、来る2015年3月3日(火)から3月29日(日)まで、英伸三作品展「1,700人の交響詩 一九七〇年代のマンモス校 ―横須賀市立池上中学の教育記録」を開催いたします。 

 英伸三氏は東京綜合写真専門学校を卒業後、フリーランスの報道カメラマンとして活躍し、時代とともに大幅に変化を遂げた日本の農村や教育に目を向けて多数の作品を発表しています。

 本展は、1977年に英氏が池上中学校の卒業式予行演習にて、卒業生500人による「ハレルヤ」の大合唱を聴いて魅了され、一年間に40回以上、同校に通いつめてとらえた教育の記録です。

 横須賀市立池上中学校は40学級、1700人というマンモス校でした。全校生徒の気持ちをまとめるために、合唱を中心に据えた独自の教育がなされ、合唱によって培われた連帯意識を基に入学式から卒業式まで主要な行事を運営する生徒会があり、生徒たちの自治力や集団行動が最大限に発揮されていました。この教育活動は、“池中文化”とよばれ、6・3制学校制度が発足されて以来の独自性を確立させた民主主義教育の中学校として注目を浴びました。

 氏は、池上中学校の一年間をみずみずしく、エネルギッシュにとらえています。さまざまな行事でみられる生徒の自主的行動は目を見張るばかりで、定員8人に対して29人が立候補する生徒会の激しい選挙戦では、友と励み合いながら演説に臨む真剣なまなざしが、最大の行事である3年生を励ます会の様子からは、オーディションによって選ばれた表情豊かな指揮者やオーケストラをバックに精いっぱいの声を張り上げる生徒達など、池中文化による民主主義教育の中できらめく青春をうかがうことができます。

 希望溢れる表情と素晴らしい合唱に引き付けられた英氏が池上中学の学校生活と、合唱教育の全貌をとらえた、まるで生徒達の歌声が聞こえてくるような力強いルポルタージュ・フォトです。


http://www.jcii-cameramuseum.jp/photosalon/photo-exhibition/2015/20150303.html

英 伸三(はなぶさ しんぞう)

1936年千葉市生まれ。東京綜合写真専門学校卒。日本写真家協会会員。現代写真研究所所長。農村問題などを通じて日本社会の姿を追い続けた。1992年から中国の上海と江南一帯の明、清時代の面影を残す運河沿いの古鎮を訪ね、「改革・開放」の近代化政策で急速に姿を変えていく街のたたずまいと人々の暮らしぶりを記録している。日本写真批評家協会新人賞(1965年)、第七回伊奈信夫賞(1982年)、ボローニャ国際図書展グラフィック賞(1983年)などを受賞。

【写真集・著作】
『農村からの証言』(朝日新聞社・1971年)、『1,700人の交響詩』(1978年・高校生文化研究会)、『子どもたちの四季』(三省堂・1979年)、『新富嶽百景』(岩波書店・1984年)、『日本の農村に何が起こったか』(大月書店・1989年)、『一所懸命の時代』(大月書店・1990年)、『上海放生橋故事』(アートダイジェスト・2001年)、『浅草 初春 事始め』(日本写真企画・2010年)、『桜狩り 昭和篇』(日本写真企画・2012年)など
【写真展】

「農村報告」(銀座ニコンサロン・1968年)、「天地無用」(富士フォトサロン・1974年)、「農業近代化の裏側」(JCIIフォトサロン・1995年)、「上海天空下」(コニカミノルタプラザ・2006年)、「劇団ふるさときゃらばんの農村ミュージカル」(JCIIフォトサロン・2006年)、「里と農の記憶」(JCIIフォトサロン・2009年)など

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