20年ぶりの教え子との再会



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20年ぶりにひとりの教え子にあった。鴨居中学校で最初に卒業させたクラスのボイッシュな女の子Kさん。「かげやん」と呼ばれていた子だ。
彼女については、同級生と連絡を取っていなかったようで、誰に聞いても所在を知らないということから、病気にでもなったのか、海外に行ってしまったのか、ひょっとしたらなどと考えたりして、色々心配していた。
ところが、思いは通じるもので、正月にYさんの所に年賀状が来たことから所在が判明。実家に帰ってくることがわかって再会が実現した。
 
 中学生当時、何にでも興味を持って、関心意欲のかたまりのような生徒だった。あの子がどう変わっているか期待もあった。   そして、Yさんと一緒に再会。 

あの少女は・・・すてきな母親になっていました。

 5歳と2歳の女の子の母親として、旦那さんは中学校の先生。家事にと育児に追われながらも、おやつも自分で作っているという。しばらく一緒にいて、実に、子どもの声をきちんと聞いているな~と思った。大げさなことではなく、子どもの話を聞くことができる母親は、なかなかいない。ダメと叱りつけるのではなく、「どうしていけないのかな」ときちんと聞きながら諭している。大切なことをきちんとやっているなあ~と嬉しく思えた。 

 話をしていると20年前の教室が蘇る。卒業間際の頃だった。いじめがあって、土曜日の放課後ずっと、クラスで話し合いをしたことがあった。自分たちで話したいというので、子どもたちだけのホームルーム。私は教室の後ろで聞いていた。司会は学級委員。一人一人が自分のことを語った。「みんなすごく真剣だった。」「そうそう、誰もふざけなかった。」「Tさんが、一年生の頃から嫌だったことを告白したり・・」気が付いたら、食事もしないで、15時をまわっていた。最後に、「俺たちはこんなに話したんだから、絶対人の嫌がることはしない人間になろう。」って学級委員が言って、みんなで泣いた。

目の前の出来事に対して、どうしてという問いに、自分の言葉でどう言えるのかをみんなで考えていた。昨日のことのように思い出される。

それぞれの心のどこかにきちんとしまわれている、3年7組の一コマ。今、卒業生たちが頑張っている姿を見て、ひとつ安心。また、再会を約束した。

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