「イタリア」(ローマ・フィレンツェ・ベニス・ミラノ)に旅しました

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20年の結婚記念に何年も前から、イタリアに行くと約束していましたが、実際は23周年目でようやく実現しました。

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 とにかく、一言で言うと、「イタリアの歴史と文化の厚みに圧倒」されました。ローマのコロッセウム・バチカン美術館の「最後の審判」・サンピエトロ修道院・ピサの斜塔・フィレンツェの街並、ウィフィツ美術館では、ラファエロの「ビーナスの誕生」や「ラ・プリマベーラ」の両作品。そしてベニスの建造物と夕日、ミラノではミケランジェロの「最後の晩餐」とすべてが重厚かつ印象に強く残りました。

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今回の旅はフリープランではなく、日本旅行のツアーにのせていただいたのですが、ツアー旅行は、ツアー旅行なりのよさがあると思いました。添乗員さんが、プロに徹して丁寧に説明をしていただくだけでなく、ポイントポイントには、その専門のガイドさんがついて、細かく説明をしていただけたこと、予約等の煩わしさがないこと、宿泊等の予定の不安がないことなど、大変満足した旅行でした。

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 もっと早く、若いうちに来たらよかったと思いました。社会科教師をやっている時代に来れたら、もっと「ルネッサンスや古代ローマについて、感動を持った授業が出来たなぁ」とつくづく思いました。しかし、無理を承知で予定を入れて、参加できたことに感謝します。

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 また、ツアーに一緒に同行した皆さんもとてもいい方達ばかりで、気持ちよく参加できました。 やはりこの年になって、いろいろな経験をしてくると、新鮮な感覚を研ぎすます意味でも「旅に出ることは大切だなぁ」と思いました。旅は好奇心(curiosity)を喚起してくれる。好奇心があれば、常に若々しく、生きて行けるのだと思います。皆さんもぜひ旅に出てみませんか。

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帰ってきて、「ローマ人の物語」を無性にもう一度読んでみたくなった。ローマ帝国がななぜ滅びたのか、そしてローマの繁栄はどのように他の地域にもたらされたのか。世界史をもう一度勉強してみようという思いを持った。それだけでも大きな意味があったと思う。

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ローマ人の物語 危機と克服 皇帝ヴェスパシアヌス 文庫本22巻p198
http://www.amazon.co.jp/ローマ人の物語-―-ローマは一日にして成らず-上-新潮文庫/dp/4101181519


【コロッセウム】

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『現代でも、都市ローマをイラスト一つで表現したいと思えば、誰でもコロッセウム(イタリア語ならばコロッセオ)をもってくるだろう。
これを建設させたのが、ヴェスパシアヌス帝である。
ゆえにこの円形闘技場は正式名はAmphitheatrum Flavium訳せば、フラヴィウス円形劇場となる。

半円の劇場形式はギリシア人の創案になるものゆえ、その半円を二つ合わせたという意味のギリシア語の「アンフィ」がついて円形の劇場、その場で催されるものの種類からして意訳すれば、円形競技場ないし円形闘技場が、はじめて建設されたのであった。

正確には楕円形だが、この様式の野外競技場は、まったくのローマ人の創案である。
首都ローマに建設されたこの円形競技場だけがコロッセウムの通称で呼ばれたのは、ドムス・アウレアの建設当時にネロが自分に模した巨像(Colossus)を立てさせたすぐ近くに位置していたからである。
ヴェスパシアヌスはその巨像は破壊させなかったが、顔の部分はネロから太陽神に変えさせた。
破壊させなかった理由は、この巨像(Colossus)が、その巨大さから民衆の人気者になっていたからであろう。
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(中略)
コロッセウムは、美的にも、技術的にも最高の傑作である。
あの大きさににして、重苦しさも単調さもかんじさせない。
ローマ人の好んだアーチの両側を円柱で締め、アーチ形の空間部には立像を置くという形の連続でなっているのだが、地上部に使われた柱は重厚なドーリア式、二階部の柱はすっきりしたイオニア式、三階部の柱は繊細なコリント式と、階ごとに柱のスタイルを変えることによって、重苦しく単調になるのから救っている。
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(中略)
機能の面でも、開けられた出入口の巧妙な配置によって、事故でも起これば十五分で観客全員を外に出すことが出来たという。
闘技に使う猛獣も、地下につくられたエレベーターを活用することで、担当者が危険にさらされる怖れもなく地上に導ける設備が整っていた。
そのうえ、観客をローマの強い陽差しから守るために、観客席の上部を帆に使う布で広くおおうやりかたも行われていたのである。
(中略)
二千年後の現在でも地上にそびえ立ち、われわれが現に見ることができるのがコロッセウムだが、
われわれが見るコロッセウムは、ローマ帝国の時代の三分の一でしかない。
キリスト教が支配するようになってからのローマの公共建造物は、格好の石材提供場に変わってしまう。
おかげで、取りはずされるものはすべて持ち去られてしまった。
アーチごとに置かれていた数多の立像も、壁面をおおっていた大理石板も、すべてが奪い取られた後に残った「骨格」が、今日のコロッセウムとしても誤りではない。

コロッセウムもまた、ドイツ人の文人ゲーテの言ではないが、イタリアを旅するには肉体の眼だけでは不十分で心の眼も必要である、という一例である。』

この塩野さんのコロッセウムに関する説明は、どの旅行ガイドブック、どの紹介文よりも分かりやすく優れていると思います。

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殊に、ゲーテの言葉≪イタリアを旅するには肉体の眼だけでは不十分で心の眼も必要である≫にはゾクっとさせられます。心眼ですね。






大きな写真「ローマの休日」二人でコロッセウム。微笑ましい
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この記事へのコメント

萌音
2014年03月26日 12:58
こんにちは。ミラノのブログを読んでたらコチラのブログに辿り着きました。写真が綺麗でオシャレなブログですね。羨ましいです

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