「子どもの話を聴く時は」根岸季衣

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「子どもの話を聞く時は」

▼根岸季衣さんの語りです。いろいろなことを教えてくれます。学校の新任の先生に聞かせてあげたい朗読です。
▼兵庫県教育委員会は阪神淡路大震災の後、防災教育に力を入れてきました。傷つき、心を閉ざした子ども達のために大人が出来ることをまとめたものです。女優根岸季衣さんが読む言葉が胸に広がります。
▼8月17日(土)「ばななとグローブとジンベエザメ」よこすか上映会に根岸季衣さんが、忙しい合間をぬって来ていただけることになりました。大変感謝しています。根岸さんのホームページを中で、この詩を見つけました。素敵な詩です。
▼小さな子どもを持つお母さん・お父さん。先生方、しっかりと子どもの声を聞く力をのだと改めて考えさせられる詩です。何度も何度も聞きたい詩と根岸さんの声です。


子どもの話を聴くときは


子どもの声を聴くときは、教えてもらう気持ちでね
一生懸命、耳傾けて、教えもらおう、子どもの世界
子どもの世界の扉はね、内側からしか開かないの
信じるおとなに向かってね

子どもの話を聴くときは、じっくり、ゆっくり、ゆったりね
言おうと思うと時間切れ、中途半端は苦しいよ
子どものつらさと言葉はね、外に出るまで時間がいるの
待ってる時間も、聴いてる時間

子どもの話を聴くときは、「聴いてるサイン」を伝えてね
あいづちうって、うなづいて、子どもの言葉を繰り返し
不安な気持ちの子どもはね、小さな合図で安心するの
「ぼくを分かってくれてるな」って

子どもの話を聴くときは、途中で止めたりしないでね
批判をしたりまとめたり、言い聞かせないでただ聴いて
おとなが口を開くとね、子どもの口が閉じてくよ
知りたいのなら、耳、開こう

子どもの話を聴くときは、瞳のサインをみていてね
子どもはたいていおとなのね、目なんか見ては話せない
それでも分かってほしいとき、瞳で合図を送ってる
見逃さないで、みていてね

子どもの話を聴くときは、顔の高さを合わせてね
上から見下ろされるとね、だれでもちょっと堅くなる
視線の低い子どもにね、しゃがんで視点を合わせてね
子どもが話しやすいから

子どもの話に答えるときは、声の調子を同じにね
大きな声や高い声、おとなのいらいら伝わるよ
子どもは意味を知らなくてもね、声で気持ちが分かるんだ
言葉が出にくくなっちゃうよ

子どもの不安を聴くときは、子どもの気持ちを感じてね
「なぜ?」「どうして?」が、問いつめに感じてしまうとき、あるの
子どもの心配、不安はね、「不安なの?」って繰り返してね
答えは、一緒に考えて

子どもの不安を聴くときは、すぐに原因、決めないで
「地震のせいだ」「性格だ」、決めてもそれは答えじゃないの
子どもを取り巻く世界もね、子どもの心も単純じゃない
広く大きな視野で見て

子どもの悩みを聴くときは、子どもの力を信じてね
しっかり聴いて、じっくり支え、色んな見かたのアドバイス
だけど最後は子どもがね、子ども自身で解決するの
おとなが信じた子どもはね、乗り越えられるよ、大丈夫


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