大人の社会見学1 「文部科学省・横須賀原子力艦モニタリングセンター」

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「文部科学省・横須賀原子力艦モニタリングセンター」に行ってきました。

▼横須賀駅のすぐ裏。海上自衛隊横須賀地方総監部の正門の外に設置されています。ジョージワシントンが横須賀を母港とするにあたって、原子力艦船の放射能調査を担っています。原子力空母の入港時だけでなく、潜水艦の寄港時に艦船の周囲の海水をや空間の放射能測定をしています。

▼現在 文部科学省の管轄となっていますが、来年の4月には、原子力規制庁に移行するとのこと。モニタリングポストが現在10本で、大気中、海水中の放射線測定は常時。原子力艦停泊時には、海域に海上保安庁のボート「きぬがさ」がモニタリングをし、モニタリングカーを交代で走らせ放射能の監視をしているということでした。

  
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▼普段は元田さん一人の配置ですが、停泊中には、班長と技官が詰めて、緊急の対応に備えているということでした。夜間に異常事態が起こった場合も、すぐに来れるように近くに住んでいるとのことでした。

▼原子力空母や原子力潜水艦には原子炉が動力源として使われ、放射性の廃棄物を排水とともに流す危険性もあることから、入港から、出航までの間に定期的に調査をする必要があります。
 幸い、これまでのところ4年間では、異常な事態はないということですが、放射能に関しては色もにおいもないものなので、専門機関の調査が必要です。

▼所長の元田さんが、熱心に説明してくれました。横須賀市としても綿密に連携を取りながらやっているということでした。横須賀市については信頼感を強く持っているようでした。

▼一階の検査室には、ゲルマニウム半導体の検出器が3台あり、海水の調査をするために使っているようですが、実際にはシンチレーションの分析装置で済ませているので、ほとんど利用はしていないということ。
 これまでも省庁からの指示があれば、福島の食品も一時期は検査していたということですので、民間や地方自治体等の利用も、必要性が高ければ可能のようです。

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▼実際には、原子力艦船用途いうことで、一台1500万円もするゲルマニウム半導体検出器がほとんど使われていないということでは、「宝の持ち腐れ」ではないかと思われます。

▼食品等の安全性を証明するためにも、放射性物質の検査は今後も一層重要になってきます。県内の検査機関も限られ、時間がかかる実態もあります。たしかに検査技師が必要ではありますが、上手に利用の枠組みを考えながら、自治体や民間機関の希望があれば、利用ができるような体制の検討を文科省に働きかけることが必要です。

最後に、丁寧に説明をして頂いた所長さんに感謝致します。ありがとうございました。