2012夏 被災地からの報告Ⅱ

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▼岩手県大槌町で、今年4月30日に、横浜国大の宮脇先生が監修・指導し、横浜タイヤの協力を得て、がれきを土台において、その上に植林をするプロジェクト「千年の森」を見学してきた。
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▼大槌の河川敷にがれきを敷いて、その上に盛り土をして、木を植えた。大槌町民やボランティアの皆さんが集まった植えたものだ。夏を迎えても、元気に育っていた。5年後、10年後にどのような森になっているのか楽しみだ。
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▼大槌町ではこの場所を起点に、海岸線に向けて、「鎮魂の森」をつくる計画を進めているという。がれきの山が町民を守る防波堤をつくる構想が実現しそうだ。高さ12メートルのコンクリートの防波堤と「緑の防波堤」を一緒につくって、町を守る計画であると聞いた。賛否があった中で、ずいぶん長い論議をした結果の構想だという。

▼「千年の森」は、復興食堂のすぐ裏手にあり、車で1分程度の所であった。大槌は、わき水が多いこともあって、川が透き通り、富士の忍野八海のような清水が流れていた。心が洗われるようだ。

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▼翌日は、「釜石の奇跡」の舞台となった、釜石東中と鵜住居小学校を視察した。いつの間にか、周囲を工事現場のようなスチールの塀で囲まれ、車で通ってもがれきの集積場になっていることもわからなくなっている。このがれきも当初の半分近くが、既に仕分けされ、なくなっていた。まだ積み上がっているがれきは、草が生い茂って緑の山になっている。東中学校は解体がどんどんすすんでいたので、小中学校共に、一年後には、何もなくなっているのだろうか。


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▼子どもたちが山に向かって避難した道を車で通った。やはり、鵜住居に来たら、宝来館の女将に会わないわけにはいかない。電話でアポを取る。心地よく、「良いですよ。お待ちしています。」との声。 宝来館を訪問する。女将は人気者で、ボランティアの大学生たちからも親しみをこめて、声をかけられていた。

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▼「何度も何度も来てくれてありがとう。」といって、話を始めたが、今回はほとんど震災時のことは語らない。これからのことばかりだ。気持ちがこれからのまちづくり、これからの鵜住居これからの子どもたち、という思いでいっぱいなのだろう。きらきら輝いて見えた。

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▼宝来館の女将は、いつ会っても、笑顔だ。 女将さんは常に明日を向いて、頑張っている。こちらが元気になる。私は、3度目になる。2月・4月・8月と半年で、三回来させて頂いた。本当に被災地は、どんどん変化している。どんどん復興しているというのが実感だ。

▼前々から、女将は、youtubeにでているよ。という話は聞いていたが、調べてはいなかった。今日はじめてみたら、感動したのでアップします。






▼今、3.11以降の時代の中で、共にどう生きていくのか、「生きる」事が問われている。今回は、これまでになく、宝来館の女将の声に励まされ、また安心したりする。「すごい人」っているもんだなあって思う。
▼また、行くからね。
釜石・鵜住居 宝来館のホームページ
http://houraikan.jp/


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■参考 ・ 鵜住居の様子をテレビ朝日ニュースステーションの特集から。