風向きが変わってきていますⅡ

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▼5/14で定例記者会見で、知事も現地の状況が変化していることに注目しているようです。もう一歩踏み込んで、それぞれの被災地が望む支援をきちんと把握して、あらたな支援策を打ち出していくことが望まれます。

▼被災地のニーズは、「がれきの処理から、別の支援」に移ってきています。また、被災地によっての地域差があります。ですから、一律の支援策ではありません。それぞれの地域にあった支援策を進める必要があります。

5/14 黒岩知事定例記者会見

(震災がれきの受入れについて)

Q すいません、しつこいんですけど、がれきのことなんですけど。受入れ修正を表明してからもうすぐ3カ月になりますけど、前回2カ月の時に伺った時は、丁寧に進めているので、これくらい時間がかかるのは、必要な時間という説明でしたけど、あれから1カ月またたちますけれど、お考えに変わりはないですか。

A 考えには基本的に変わりは無いですね。ただ、今現地の情勢もいろいろ収集しているんですね。そうすると、現地もこれだけ時間がたってくるとですね、がれきの状況もずいぶん変わってきているということですから。今、本当に求められていることは何なのか、それにどういう対応をするのかと。事態は動いていますからね。そういうものに合わせながら、今は3政令市、そして横須賀市、共同歩調でしっかりやろうということを慎重に進めているというところですね。

Q 現地というのは被災地ということ。

A 被災地です。

Q それは、つまり事態が変化しているというのは、だいぶ収束というか、いっときほど切迫性がなくなってきつつあるみたいな、というところだったんですか。

A 切迫性というか、その辺のトータルな全体像というものについて、被災地の方でも今まとめようとしているということなんでね。なかなか広範囲にわたっていますから、一カ所だけ見てもなかなか分からないところもありますけれどね。現地で全体をまた把握して、ということを言ってくださっているので、そういうことも踏まえながら判断していこうと思っています。

Q 今の質問に関してなんですけれども、被災地の方で、ある程度自分たちの県内でがれき処理っていうものが可能だというような全体像がつかめた場合は、神奈川県として受入れというものを見直すっていうこともあるということになるんですか。

A まあ、そういうことになるんでしょうかね。そこまでは思わないですけれど、分からないですけれどね。「もう広域処理はいりません、われわれで全部できますから」って、そういう話には多分ならないと思いますけれどね、そこまでは。まあそれはあれだけ膨大ながれきですからね。そんな中でどこまで処理が進んでいるのか、めどが立ってきているのか、といったことを整理していただいた上で、今お願いしたいのはこういうふうなことです、ということを整理していただけるんじゃないのかな、というふうに思っていますけれどね。そこで、われわれとしても、やるべきことはしっかりやっていきたいなと思っています。

Q そうすると、被災地からの具体的な、こういうものをこれだけ受け入れてくださいという個別の提案を待つということになるのですか。

A 待っている部分もあります。待っている部分もあるけれども、それはそれとしてわれわれも進めようとして動いている部分もあります。今みたいに仮の話として、「もう広域処理はいらなくなりました。全然。うちが全部できるようになりました」っていう話がもし出てくる可能性があるならば、われわれも別にその体制を進めなくてもいいでしょうけれども、そうはならないだろうという感じなので、それは、どうすればこちらの処分場の地元の皆さんにご理解いただける案を提示できるか、ということについてはさらに知恵を絞っているというところですね。

Q そうすると、これまでは県の判断、地元との交渉だったと思うんですけれども、もう一つ、段階としては被災地からの具体的なものという、もう一個加わったという理解でいいんですか。

A まあ加わったといえば加わったということになるかもしれないですね。今までは、国が主導してですね、これ国が主導するということについて、われわれはそういうことを要求したわけですからね。それはそのために国も動き出したわけですよね。それで、じゃあどれくらいのがれきをどのように処理してくれということの一つのプランを国が提示してきたわけですね。で、それは要するに今までの被災地の状況を踏まえて、国がそういうふうに動いていたわけです。ただこれ、時間がたってる中で、そのがれきの現場の状況が変わってきているということを踏まえて、改めて最新の情勢に合わせたがれき処理の在り方というものが、また提示されてくるだろうという状況ですね、今は。

Q すみません、知事の認識として、時間がたつ中でがれきの状況が変わってきているというのは、どういった点が変わってきているという現在の認識なんでしょうか。

A まあそれは、割と、想像以上に進んでいる面もあるようですね。想像以上に進んでいる面もあるし、いろんな所の支援の枠組みというのも進んできているのもあるので、だから前の状況のままではないということですね。

Q 国の方で神奈川の割り当てとして提示されましたけど、それ自身が今後変わってくる可能性があるという認識ということですか。

A それもあるかもしれないですね。

資源循環課長: 5月10日にがれきプロジェクトが先進事例の報告会を行ったところであり、その場で国の方から、今後状況によっては、要請内容も検討していくというような発言があったところでございます


神奈川県
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/chiji/p304418.html


東日本大震災:がれき受け入れ「被災地提案で判断」 知事「処理進んだ」 /神奈川

毎日新聞 2012年05月15日 地方版

東日本大震災のがれき受け入れについて、黒岩祐治知事は14日の記者会見で「想像以上にがれき処理が進んでいる。今後は被災地からの具体的な提案を待って判断をしたい」と話した。
 県はこれまで、最終処分場がある横須賀市の地元住民らや焼却施設を持つ3政令市(横浜・川崎・相模原)との協議で、受け入れを決めるとしていた。今回の発言は事実上、県内で受け入れるかどうかの判断を保留するもので、決定まで長期化する可能性も出てきた。
 黒岩知事はがれきを受け入れる姿勢に変わりないとしたうえで、「今までは国が主導して受け入れを各県に要請してきた。ただ、時間がたって現場の状況が変わり、処理が進んできている」との認識を示した。今後については「国が示した神奈川への受け入れ割り当てが変わってくる可能性もある。全体像を被災地がまとめようとしており、それを踏まえながら判断する」と述べた。【北川仁士】

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