福島の放射能の影響と「除染」の状況を調査してきました。

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東京から東北新幹線やまびこ号に乗って1時間半、福島駅のホームに降りた。駅のホームからショッピングセンターを通って、タクシーに乗る。町中を20分ほどタクシーに乗った。
街頭をぼんやりみていたが、何かがおかしいと感じた。何だろうと思って、はっとした 「子どもがいない」のだ。どこをみても子どもがいない。昔読んだ童話の「ハーメルンの笛吹」を思い出した。子どものいない町。 
 運転手さんに聞くと、こんな答えが返ってきた。

「夏休み中に、あっちでもこっちでも、心配だから、東京の親戚なんかに子どもだけ疎開したり、中には転校した子どももかなりいるよ。それに、外出を控えるように学校でもいっているから、公園にもいないさ。家でテレビみてるのかもな。遊ぶ場がないというのは本当に困ったもんだ。いつまで続くのかね」
 


福島小中生:震災後1万4000人転校 放射線不安などで
2011年8月9日 2時30分

福島県内の公立小中校に通っていた児童・生徒のうち、東日本大震災と福島第1原発事故以降に転校したか、夏休み中に転校予定の小中学生が計約1万4000人に上ることが、県教委のまとめで分かった。夏休み中に県外に転校予定の小中学生は1081人で、4分の3は放射線への不安を理由に挙げた。当初は原発から30キロ圏など避難区域からの転校例が多かったが、区域指定されていない県央部(中通り地方)からの例が多くなっているという。

 県教委によると、震災発生から7月15日までに県外へ転校した児童・生徒は7672人。県内への転校が約4500人。夏休み中に県外へ転校を予定しているのは1081人、県内への転校予定が755人。

 文部科学省によると、県内の公立小中校の児童・生徒は5月1日現在で約16万5000人だった。1割近くが転校を余儀なくされた形だ。私立学校生や就学前の幼児、高校生らを含めると「疎開」した未成年者の数はさらに増える。

 原発事故後、同県では、原発30キロ圏内の学校の多くが県内他校の校舎を借りて授業を行っている。県教委の分析では、7月15日までの転校者計約1万2000人の半数以上は、元々は原発30キロ圏内の学校に通っていた児童・生徒とみられる。今回、1学期終了に合わせて実態を調査した。調査に携わった関係者によると、夏休み中の県外転校予定者の半数以上が福島、郡山両市など中通りの学校に通学していたという。

 一方、夏休み中の県内転校予定者の約半数は「仮設住宅などへの転居」を理由に挙げた。同県相馬市に避難先から戻るケースもある。県教委は「子供の負担を考えて、区切りとなる1学期終了後の転校を決めた人が多いのでは」と推測している。【安高晋、関雄輔】




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