オバマ大統領就任演説(英語音声・日本語字幕)№2


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ひとつひとつの言葉に重い響きがあります。人種の壁を乗り越え、宗教の壁を乗り越え、平和の礎をどう築いていくことができるのか。



全文2

我々のために、彼らはなけなしの財産を詰め込んで、新しい生を求めて海洋を渡って来たのだ。
 我々のために、彼らは搾取工場で精を出して働いて、西部を開拓したのだ;
 鞭に耐えて、堅い地面を耕したのだ。
 我々のために、彼らは戦って死んでいったのだ。
 コンコードやゲティスバーグのような場所で;
 ノルマンディーやケシャンのような場所で。

 再三再四、これらの男女は奮闘し、犠牲になり、身を粉にして働いてきた。我々がより良い人生を送れるように、と。

 彼らの目に映るアメリカは、もっと大きいものだった。
 個々人の野心の合計よりも大きかった;
 生まれや富や所属の差、その全てよりも大きかった;

 これが、我々が今日続ける旅だ。我々は、地球上で最も繁栄している、強大な国のままである。我々の労働者は、この危機が始まる前と同様に生産的だ。我々の心は創意に富んでおり、商品とサービスは必要とされている。先週そうであったように。先月そうであったように。昨年そうであったように。

 我々の能力は、減じてはいないのだ。
 しかし、一つの時代が過ぎ去ろうとしている。狭い利益を保護して、不快な決定を延期することで成り立っていた時代は。
 今日から始まって、我々はゆっくりと立ち上がらなければならない。埃を払い、再びアメリカを作り直す仕事を開始するのだ。
 至る所になすべき仕事がある。経済状況は大胆にして迅速な行動を必要としている―そして我々は行動する。新しい仕事を創出するだけでなく、新しい成長の礎を築くために。
 我々は、道と橋を、電子のグリッドとデジタル回線を建築し、商業を振興し、団結を新たにする。
 我々は、科学をその正しいところに復権し、医療技術を向上し医療コストを削減するために技術の驚異をふるう。
 我々は、車や工場を動かすために、太陽と風と土壌を利用する。
 そして、我々は新しい時代の要求に応じたものに学校や大学を変えていく。
 我々はこの全てを行うし、我々にはこの全てが可能なのだ。

 今では我々の野望のスケールを疑問視する者もいる―我々のシステムがあまり多くの巨大プロジェクトを許容することができないのではないかと指摘する者だ。彼らは記憶に問題がある。なぜならば、彼らはこの国がこれまでに何をしたかを失念しているからだ;
 創造力が共通の目的に、必要性が勇気に結びついた時に、自由な男女に何がなしうるかを失念している。

 皮肉屋が理解できずにいることは、土台が動いてしまったということだ。長い間、我々を消耗させていた腐りかけた政治議論は既に適用されないということだ。

 我々が今日問いかける問題は、我々の政府が大きすぎるか小さすぎるかではなく、それが上手く働いているかどうかだ。―それが適切な賃金の仕事を家族が見つける助けになっているか、支払える範囲で医療が受けられるか、尊厳を持って引退できるか、ということだ。

 その答えがイエスであるところでは、我々は行動する。
 その答えがノーであるところでは、プログラムを終了する。

 そして、人民のドルを管理する部門は信頼できるものに保持されるだろう。賢明に費やし、悪習を改め、明るい光の下で仕事を行う―そうでなければ、人々と政府の間に不可欠な信用を復元することはできないのだ。

 また、我々が問いかける問題は、市場の力が善であるか悪であるかではない。富を生み出し、自由を拡大する市場の力は強大であるが、今回の危機は我々に教訓を与えてくれた。注意深く監視していなければ、市場はコントロールを失ってしまう。そして、強者だけを優遇している国は、長らく強者ではいられない。
 我々の経済の成功は常に、我々のGDPの大きさだけではなく、我々の繁栄の到達する領域に依存していた;
 やる気のある全ての人々にチャンスを与える能力に依存していた。同情心からではなく、それが最も確実に公益をもたらすルートだったからだ。

 公共の防衛に関しては、我々は安全か理想かという二者択一は間違いであると拒否する。我々がほとんど想像することすらできない危険に直面していた我々の創立者は、法の支配と人の権利を保証するために憲章を起草し、その憲章は幾世代もの流血によって拡大されてきた。
 それらの理想はまだ世界を照らしている。我々は便宜的にという理由でそれを諦めたりはしない。

 そして、今日これを見ている全ての人々と全ての政府―最も壮大な首都から、私の父が生まれたような小さい村に至るまで―に:
 アメリカは平和と尊厳のある未来を求める全ての国、男女、子供の友であり、もう一度リーダーシップを取る準備ができたことを知ってほしい。
 以前の世代がファシズムや共産主義に毅然と立ち向かった時に利用したのがミサイルとタンクだけではなく、しっかりした同盟と永続的な信念であったことを思い出して欲しい。
 彼らは我々の力はそれだけでは我々を保護することができないし、我々に好きなようにするする資格を与えるわけではないと理解していた。その代わりに、彼らは我々の力は慎重に行使することで成長するということを知っていた;
 我々のセキュリティは、我々の行動の正しさ、規律の強さ、謙虚さと忍耐の力強い資質によって照らされるものだ。
 我々は、この遺産の保持者である。
 もう一度こうした原則に立ち返ることで、我々はより大きな努力―国家間でのより一層の協力と理解さえも―を必要とする新たな脅威に立ち向かうことができる。

 我々は、責任をもってイラクをイラク人の手に任せ、アフガニスタンでは苦労して手に入れた平和を創り出す。

 旧友や仇敵と、我々は飽くことなく核の脅威を減少させるために働き続け、地球温暖化の恐怖を押し返す。

 我々は我々の生き方については謝罪しないし、防御に関して揺らぐこともない。そして、目的を達成するためにテロや罪もない人を殺すような者に告ぐ。我々の魂はより強くなり、決して折れることはない;
お前達が我々より生きながらえることはない。我々がお前達を打ち滅ぼす。
 

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